【歯肉整形vs歯肉切除】あなたに合ったガミースマイル治療はどれ?

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【歯肉整形vs歯肉切除】あなたに合ったガミースマイル治療はどれ?

ガミースマイルの治療で歯肉整形歯肉切除を検討中の方へ向け、それぞれの治療の内容や流れ、費用、保険適用の有無、後戻りリスクなどをまとめています。短時間で歯ぐきを整えたい方のために、それぞれの治療のメリット・デメリットや失敗しないクリニック選びのコツも紹介し、理想の笑顔を実現する手助けをします。

ガミースマイル改善に欠かせない歯肉整形(歯肉形成)・歯肉切除・歯茎切除の基本知識

ガミースマイルに悩んでいる方の多くは、「笑ったときに歯ぐきばかり目立ってしまう」と感じているのではないでしょうか。そんなお悩みを解消するには、歯ぐきの形を整えるさまざまな治療を正しく知り、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

歯肉整形(歯肉形成)と歯肉切除(歯茎切除)の違い

歯肉整形(歯肉形成)と歯肉切除(歯茎切除)の違い

歯肉整形と歯肉切除はどちらも歯ぐきにアプローチする治療ですが、実は施術の目的や範囲が異なります。歯肉整形(歯肉形成)は「歯周辺の余分な歯ぐきを部分的に取り除き、形を整える」もの。たとえば、笑うと歯が短く見えてしまう方や、歯ぐきが不均一なラインになっている方に適しています。

一方、歯肉切除はもっと広い範囲で歯ぐきを切り取る治療法。歯ぐきのボリュームそのものが大きく、笑うと歯茎が大幅に露出してしまう場合は、歯肉切除のほうが効果的なケースもあります。

どちらも電気メスやレーザーを使うことで出血が抑えられ、切除面の回復が早い利点がありますが、患者様の症状やライフスタイルによって最適な治療は異なります。専門家とのカウンセリングで自分に合う方法を選ぶことが、きれいな仕上がりとスムーズな回復につながります。

歯肉整形のメリットとデメリット

歯肉整形のメリットとデメリット

歯肉整形(歯肉形成)は、笑ったときに見える歯ぐきのラインを部分的に整える治療です。まずメリットとしては、電気メスやレーザーを使うため出血が抑えられ、痛みや腫れも少なく、ダウンタイムが短い点が挙げられます。「ちょっと歯ぐきを調整するだけで印象が変わる」という声も多く、短期間で効果を感じやすいのが特徴です。

一方でデメリットもあります。たとえば、切除できる範囲が限られており、歯ぐきのボリュームが大きすぎる場合は思ったほど効果が得られない可能性があります。

また、歯ぐきは再生力の高い組織なので、時間が経つと元の状態に戻ろうとする「後戻りリスク」も無視できません。術後のブラッシングケアや定期的なメンテナンスが十分でないと、後戻りを起こしやすくなります。治療を検討する際は、メリット・デメリットを踏まえて専門医と相談し、術後ケアまで含めたプランを立てておくと安心です。

歯肉整形の事例

Before
治療前
治療前後比較
After
治療後

Aさんは歯並びと歯の位置関係は問題ないが、歯茎が厚く歯の長さが短い状態でした。麻酔をして歯肉の厚い部分を電気メスでカットする治療を行いました。

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歯肉切除のメリットとデメリット

歯肉切除のメリットとデメリット

歯肉切除は、歯茎が厚く発達しすぎている場合や、笑うと歯茎が全面的に見えてしまうケースに向いています。広範囲の歯ぐきを切り取るため、「より大きな審美的変化が得られる」というのが一番のメリットです。

しかし、デメリットとしては歯ぐきが再生しやすい組織という性質から、後戻りが起きやすい点が挙げられます。術後に定期的なメンテナンスを怠ると、切除した部分が再び盛り上がってくる可能性があるのです。

さらに、広範囲を切除する分、知覚過敏や術後の痛みを感じやすくなることもあります。結果を長続きさせるには、しっかりとしたブラッシング指導やメンテナンスを受け、必要に応じてセラミック治療などの組み合わせを考慮するのが理想的です。

歯肉切除の事例(広範囲の場合)

Before
治療前
治療前後比較
After
治療後
Before
治療前
治療前後比較
After
治療後

20代女性会社員のBさんは歯の白い部分が約4ミリ隠れており、スマイル時は歯ぐきが3~4ミリ露出している状態でした。上顎前歯10歯の歯ぐきを電気メスで切除し、術後1週間で歯肉は完璧に治癒しました。術前に露出していた歯ぐきはスマイル時にはほぼ見えなくなり、矯正治療により歯並びを整えているので歯肉のみの切除でも今後の後戻りはないと考えられます。

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適切な治療方法を選ぶポイント

適切な治療方法を選ぶポイント

ガミースマイルといっても、原因は人それぞれ。歯ぐきそのものの厚み、骨格の形、上唇を引き上げる筋肉の強さ、歯並びの乱れなど、多角的に判断することが必要です。

適切な治療方法を選ぶ際の大切なポイントは「自分のガミースマイルの原因を正しく把握すること」。

歯肉整形や歯肉切除が有効なのは、「歯ぐきが原因」と診断されるケースです。
たとえば、唇を極端に引き上げる筋肉が強い方は、ボツリヌス注射(ボトックス注射)や唇の手術によって筋肉の動きを調整する方法、歯並びが大きく乱れている場合は、矯正治療のほうがベターな場合もあります。

正確な診断なくしては、真の解決に至りません。しっかり診察を受け、歯科医と治療方針を話し合ってから施術を選びましょう。

>ガミースマイル治療についてはこちら

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施術前に知っておきたいポイント

施術前に知っておきたいポイント

歯肉整形や歯茎切除などの施術を受けるときは、事前準備と心構えが非常に大切です。まず、術前に虫歯や歯周病が見つかった場合は、先にそちらを治療しておくと回復がスムーズです。また、喫煙習慣がある方は、術後の治りが遅れたり、炎症を起こしやすくなったりするため、歯科医と相談の上で控えるようにしましょう。

さらに、施術後は切除部分が一時的に腫れたり、歯みがきのときに出血しやすくなったりするケースがあります。術後数日は刺激物(辛い食べ物や熱い飲み物)を避ける、うがい薬やマウスウォッシュを併用して清潔を保つ、といった対策が有効です。治療を成功させるためにはストレスや不安を軽減し、術後に無理をしない生活習慣を心がけるのがポイントです。

複合的アプローチで自然な笑顔を目指す

笑顔の女性

ガミースマイルを根本的に解決したいなら、複数の治療を組み合わせる「複合的アプローチ」がおすすめです。

たとえば、歯肉整形(歯ぐきの形を整える処置)とセラミック治療や歯列矯正を同時に行うことで、歯並びや歯の色、歯茎ラインの調和を一気に高めることが可能です。

また、上唇の筋肉が強い場合にはボツリヌス注射(ボトックス)を併用し、唇の過剰な引き上げを抑えると、より自然な笑顔を実現できます。

骨の形そのものを整えることで、歯肉のラインも安定しやすくする歯槽骨整形術もオススメです。美的観点からも、歯の見え方をバランス良く調整できる点が評価されています。

>歯肉のラインが安定する歯槽骨整形術とは?


歯ぐきをある程度切除しつつ、唇側の筋肉も少し緩めると、笑ったときの口元バランスが格段に良くなる」ケースや、矯正治療で骨格的な問題を改善しながらセラミックで前歯をきれいに補修した結果、ガミースマイルだけでなく口元全体の美観が向上するケースなどが代表的です。

自分の目指すゴールを歯科医とじっくり相談して、自分に合う複合プランを検討するのが良いでしょう。

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歯肉整形・歯肉切除の治療の流れと後戻りを防ぐコツ

歯肉整形や歯肉切除を検討する際は、実際の施術手順やリスク管理のポイントを理解しておくことが大切です。ここでは治療の流れと、後戻りを防ぐための具体策をわかりやすくご紹介します。

歯肉整形の治療の流れ:局所麻酔から歯茎の形を整えるまで

歯肉整形の治療の流れ:局所麻酔から歯茎の形を整えるまで

歯肉整形は、笑ったときに見える歯ぐきの範囲を部分的に整える治療です。はじめに局所麻酔を行い、痛みや不快感を抑えた状態で施術をスタートします。

具体的な流れ

  1. 電気メスまたはレーザーで余分な歯茎を切除し、歯の長さや歯ぐきのラインを整える
  2. 出血が少なくなるように患部をしっかり止血し、炎症予防の薬剤を塗布する

不要な箇所(歯ぐきの余分な部分)を最小限に処理し、見た目のバランスを整えることで「すぐに見た目の変化を実感しやすい」のがメリット。施術中の痛みも少なく、術後は口内炎に似た軽い痛みや出血程度で済むケースがほとんどです。痛みに敏感な方や、できるだけ短期間でガミースマイルを改善したい方に向いています。

ただし、術後のブラッシングや食事管理を適切に行わないと、後戻りや知覚過敏のリスクが高まるため、定期的な通院で状態を確認しつつケアを続けるのがポイントです。

歯肉切除の手順:歯と歯ぐきの境目を切り取る方法

歯肉切除の手順:歯と歯ぐきの境目を切り取る方法

歯肉切除は、歯と歯ぐきの境界部分を大きく切り取ってガミースマイルを改善する方法です。局所麻酔で痛みを抑えながら、電気メスやレーザーで歯茎の余分な組織を切除し、適切な歯の長さやラインになるよう調整します。

たとえば、「前歯の歯ぐきが極端に盛り上がっている」「笑うと歯の大部分が隠れてしまう」という方に適しており、広範囲の歯茎にアプローチできるため、見た目の変化がはっきり出るのが特徴です。


ただし、大きな範囲を処置する分、後戻りのリスクや術後の痛み・腫れが発生しやすい面もあります。また、歯周組織へのダメージが大きくなるため、事前に歯周病や虫歯の有無をしっかりチェックすることが大切です。術後は定期的なプロフェッショナルクリーニングやブラッシング指導を受けるなど、適切なアフターケアを行うことで長期的な安定を得やすくなります。

歯肉整形・歯肉切除のリスクと安全対策

歯肉整形・歯肉切除のリスクと安全対策

歯肉整形や歯肉切除は安全な治療ですが、少なからずリスクが伴います。たとえば、過剰な切除によって丈夫な歯茎を切除しすぎてしまうリスク、歯肉の形がイメージと違った場合の修正などが挙げられます。

中野デンタルクリニックでも、事前の検査で歯周病の有無を確かめたり、痛みや腫れを抑えるための薬を処方したりと、トラブルを防ぐための措置を徹底しています。


安全対策としては、しっかりしたカウンセリングや検査でリスクを把握すること、手術中の出血や痛みを最小限にするような最新のレーザー機器を使用すること、術後も担当医とコミュニケーションを取りながら適切なケアを続けることが重要です。

万が一、腫れが強い場合はすぐに歯科医院で診てもらうなど、スピーディな対応をすることでリスクを最小限に抑えられます。

>ガミースマイルの治療

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後戻りが起きる理由と対策

歯肉整形と歯肉切除のデメリットのところでも言及していますが、歯茎はもともと再生力の高い組織なので、切除しても少しずつ元の位置に戻ろうとする傾向があります。

術後のブラッシングが乱暴で傷口に刺激を与え続ける場合や、歯周病やたばこなどで慢性的に炎症が起きている場合などに、後戻りが起こりやすくなります。


そこで重要なのが定期的なメンテナンスと適切なホームケアです。日常生活ではソフトな歯ブラシや正しいブラッシング方法を心がけると同時に、歯科医や歯科衛生士によるプロのクリーニングを受けることで、再生しようとする歯茎の動きを最小限に抑えられます。

さらに、必要に応じてセラミック治療や歯列矯正、歯槽骨整形術を組み合わせることも後戻り防止に有効です。早い段階で再発の兆候に気づき、手軽な調整で済ませられるようにするためにも、施術後の定期チェックは欠かせません。

>ガミースマイルの矯正治療  >ガミースマイルの歯槽骨整形術

セラミック治療の併用によるリスク低減

セラミック治療の併用によるリスク低減

歯肉整形や歯肉切除の施術だけでは、どうしても後戻りのリスクがついて回る場合があります。その際、歯槽骨整形術、歯列矯正を併用することが効果的です。

場合によって、前歯などの見た目が気になる部分にセラミック治療を併用することも効果的です。

セラミックの被せ物を使うと、歯ぐきとの境目(マージン)を綺麗にデザインできるだけでなく、硬くて汚れが付きにくい素材なので、清潔な状態を維持しやすくなります。

もともと歯の色味や形にコンプレックスがある場合は、一度に審美面も改善することでより高い満足度を得られます。唇の筋肉が原因でガミースマイルが強調される場合は、セラミック治療に加えてボツリヌス注射や矯正治療を組み合わせるケースもあります。こうした複合的なアプローチを検討することで、リスクを抑えながらガミースマイルを改善し、理想的な笑顔を手に入れやすくなるでしょう。

術後の注意点:出血や痛みへの対処法

術後の注意点:出血や痛みへの対処法

施術後は、数日〜1週間程度、軽い出血や痛みが続く場合があります。これは歯ぐきにメスやレーザーでアプローチしたためで、いわば「口内炎ができたときに感じる痛み」に近いものです。

術後しばらくは熱い飲み物や辛い食べ物など刺激の強いものを避ける、適度にうがいやマウスウォッシュを行い、清潔な状態を保つ、といったセルフケアが効果的です。


また、喫煙習慣のある方は、術後の回復を遅らせる原因になるためできるだけ控えるのが望ましいでしょう。痛みが気になる場合は無理をせず、処方された痛み止めを使用したり、歯科医と相談して鎮痛剤を調整するのも手段の一つ。しっかりアフターケアを行えば、施術の効果が長持ちし、ガミースマイルを気にせず思いきり笑えるようになるはずです。

歯ぐき下がりを防ぐアフターケアと弱った歯ぐきを健康にするには?

ガミースマイルの治療後も、歯ぐきの健康を維持することが欠かせません。ここでは、歯ぐき下がりを防止し、すでに弱ってしまった歯ぐきを健康にするためのポイントを詳しく解説します。

日常生活で気を付けるポイント

日常生活で気を付けるポイント

歯ぐきは、私たちが日々送る生活習慣の影響を大きく受けます。まず、「歯ぐきに過度な負担をかけない生活習慣」が歯ぐき下がりの予防に欠かせません。

歯周組織はブラッシング圧や食事内容、睡眠不足などの要因で弱りやすく、炎症が起こると下がりやすくなるからです。たとえば、硬い食べ物ばかりを好んで食べている方は咀嚼に強い力がかかり、歯茎が傷つきやすいことがあります。夜更かしやストレス過多の生活をしていると体の免疫力が低下し、歯茎が腫れたり出血しやすくなるケースも見受けられます。

具体策としては、歯科医院などでブラッシング指導を受け、歯ブラシを歯と歯茎の境目に優しく当てることが重要です。また、栄養バランスのとれた食事や適度な運動を意識し、十分な休息をとることも歯茎の健康には大きく貢献します。

歯ぐきが弱る原因とセルフケア

歯ぐきが弱る原因とセルフケア

歯ぐきが弱る原因には、歯周病やブラッシング方法の問題、喫煙やストレスといった生活習慣が挙げられます。歯ぐきが弱らないように、原因を特定し、対処することが歯ぐきを強く保つポイントです。歯ぐきが弱ると歯を支える骨(歯槽骨)にも影響が及び、放置すると歯のグラつきや口臭、さらなる歯ぐき下がりを招きやすくなります。

たとえば、歯周病が進行している患者様は、歯茎の炎症を取り除かないと治療後の歯肉整形や歯肉切除の効果が台無しになる場合があります。喫煙習慣がある方は血行が悪くなり、歯ぐきの再生が遅れるケースも多いです。

歯ぐきの健康を保つために、歯科医院で定期的に歯石除去や歯周ポケットの検査を受けるだけでなく、自宅でもフロスや歯間ブラシを使って歯と歯ぐきの間を清潔に保つと効果的です。また、硬すぎる歯ブラシを使うと歯ぐきを傷つけやすいので、ソフトタイプのブラシに変えたり、正しい持ち方や力加減を意識するだけでも歯ぐきへの負担が軽減します。負担を適切にコントロールすることが結果的に良いパフォーマンスにつながります。

口腔内の状況は身体の状況が顕著にあらわれます。例えば歯周病だけでなく糖尿病や高血圧、寝不足などの場合も歯茎や口腔内に症状がでますので、まずは歯科医でチェックしてもらうことをおすすめです。

プロによる定期検診とクリーニングの重要性

プロによる定期検診とクリーニングの重要性

どんなに正しいセルフケアを心がけていても、歯と歯ぐきの間にたまるプラークや歯石を完全に取り除くことは容易ではありません。そのため、プロによる定期検診とクリーニングが歯ぐきの健康維持に不可欠です。

歯科衛生士や歯科医師が専用機器や薬剤を使うことで、自宅では落としきれない汚れをしっかり除去できます。半年に一度でも歯科医院でクリーニングを受ければ、歯周病や虫歯の兆候を早期に発見・対処しやすくなります。唾液の分泌量が少ない方や、矯正器具を使っている方は特に汚れが溜まりやすいので、こまめなチェックが効果的です。

診察時に歯ぐきの状態を数値や写真で確認し、必要があればブラッシング指導を受けてフォームを修正していくと良いでしょう。適切なタイミングでのチェックと改善が、健康な歯ぐきを長く保つ秘訣です。

メンテナンスを怠った場合のリスク

メンテナンスを怠った場合のリスク

ガミースマイルの治療後や、歯ぐきの弱りを感じている段階でメンテナンスを怠ると、思わぬトラブルを招く恐れがあります。メンテナンスを放置すると、時間をかけて積み上げた治療成果が失われるリスクが高まります。歯ぐき下がりや歯周病は放置されるほど進行しやすくなり、将来的に抜歯が必要になるケースもあるからです。
具体的には、知覚過敏が一気に悪化し、冷たい水や風がしみるようになったり、歯茎の退縮が進んで歯根面が露出し、口臭や歯の黄ばみが気になりやすくなるといった問題が出てきます。

せっかく治療した歯ぐきを健やかに維持するためにも、定期的なクリーニングと正しい歯ブラシ選び、ストレスや生活習慣の見直しが不可欠です。大きなトラブルが起きる前に、習慣化したメンテナンスを守ることが、健康で美しい歯ぐきをキープする上でポイントとなります。

歯肉整形と歯肉切除にかかる期間・費用と保険適用

歯肉整形や歯肉切除によってガミースマイルを改善したい場合、治療にどれくらいの時間や費用がかかるのか、そして保険適用の可能性があるかどうかが気になる方も多いでしょう。ここでは、歯ぐきを整える施術にフォーカスして、施術期間や費用相場、保険適用のポイントを整理してご紹介します。

治療期間の目安

歯肉整形・歯肉切除数分〜30分程度の施術が多い
術後の回復期1日〜3日程度で痛みや軽い出血が落ち着くケースが多い

歯肉整形や歯肉切除のみであれば、施術そのものにかかる時間は1回あたり数分〜30分ほどが一般的です。

局所麻酔を行って歯ぐきの形を整えたり、余分な歯ぐきを除去したりするので、入院の必要はありません。術後の腫れや軽い出血などは1日〜3日程度で落ち着く方が多く、比較的短期で効果を実感できるのが特徴です。

ただし、笑ったときの歯ぐきの露出度が大きく、歯肉切除の範囲が広い場合は、治療回数を分けて慎重に進めることもあります。そうすることで、歯周組織への負担を軽減し、術後のトラブルや後戻りを防ぎやすくなります。施術前にはクリニックで口腔内を詳しく診断してもらい、必要回数や具体的なスケジュールをしっかり確認しておくと安心です。

自由診療と保険診療の違い

自由診療材料や治療法に制限が少なく、審美性を追求できる
保険診療費用面の負担は軽減されるが、治療範囲は限定されやすい

歯肉整形や歯肉切除など、見た目を美しくすることが主目的の治療は、多くの場合「自由診療(自費診療)」と位置付けられています。保険診療はあくまで機能回復を最優先とするため、国の基準を満たしていない審美治療は保険外扱いになりがちです。

そのため、電気メスやレーザーなど先端機器を使って歯ぐきを整える場合や、ガミースマイルを審美的に改善する目的が強い場合は自由診療になることが多いでしょう。

一方で、歯周病治療など機能面の回復が絡むケースでは、一部保険が適用される場合もあります。費用を抑えながら治療したいのか、理想の仕上がりにこだわりたいのか、カウンセリングを通じてじっくり相談してみましょう。

歯肉整形と歯肉切除の費用相場とクリニック選びのポイント

歯肉整形数万円〜10万円前後(部分的)
歯肉切除数万円〜15万円前後(広範囲)

歯肉整形や歯肉切除の費用は、治療範囲やクリニックの方針によって異なります。軽度のガミースマイルで、歯ぐきの形を少し整えるだけなら数万円で済むケースもあれば、広範囲の切除や複数回の施術が必要になると10万円以上かかる場合もあります。

歯科クリニックを選ぶ際は、カウンセリングでリスクや治療回数などを丁寧に説明してくれるか、アフターケアやメンテナンス体制が充実しているか、施術実績や症例写真をチェックできるか、といったポイントを重視しましょう。安価な料金設定に惹かれて決める前に、実際にカウンセリングを受けて信頼できる歯科医かどうかを見極めることが大切です。

>ガミースマイルの治療

自分に合う専門歯科の選び方

自分に合う専門歯科の選び方

歯肉整形や歯肉切除は、歯ぐきというデリケートな組織に直接アプローチするため、施術の精度やアフターケアが仕上がりに大きく影響します。そのため、専門歯科選びはとても重要です。

たとえば、公式サイトやSNSで施術事例を紹介しているクリニックは、実績が見やすく安心感が高く、カウンセリング時に複数の治療法をわかりやすく説明してくれる歯科医は、患者様のニーズをしっかりくみ取ってくれる傾向がある、といった点に注目するとよいでしょう。


また、術後の定期検診やメンテナンスをどのように行うかを確認するのも大切です。施術後に疑問や不安があれば、すぐに相談できる環境が整っていると、トラブルを防ぎやすくなります。丁寧なサポート体制が整った専門歯科なら、ガミースマイルの改善だけでなく将来的な歯ぐきの健康も守りやすくなるでしょう。

中野デンタルクリニックでは年間で300件以上のガミースマイル治療の実績があります。ガミースマイルでお悩みならまず気軽にご相談ください。

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まとめ

本記事では、ガミースマイルの治療の中でも歯肉整形と歯肉切除にフォーカスし、それぞれの施術内容や費用相場、保険適用の可否、後戻りを防ぐ方法などを詳しく解説してきました。歯肉整形は短期間で歯ぐきのラインを部分的に整えられる一方、歯肉切除は広範囲にアプローチできる分、術後ケアを怠ると後戻りリスクが高まる場合があります。

どちらの施術も、カウンセリングで現在の口腔状態を把握し、複数の治療法を比較検討することが大切です。しっかりと資金計画を立て、適切なクリニックを選ぶことで、ガミースマイルを解消し、自信あふれる笑顔を手に入れる一歩を踏み出しましょう。

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局所麻酔を使用するため、施術中の痛みはほとんど感じにくいです。麻酔が切れた後は、口内炎に似た軽い痛みや腫れを伴うことがありますが、痛み止めを処方してもらうことでコントロール可能です。ダウンタイムや具体的な痛みの度合いは個人差がありますが、通常は数日〜1週間ほどで落ち着くケースが多いです。
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歯茎の厚みや露出具合、歯の長さなどによって適切な施術は変わります。部分的に歯茎を整える程度なら歯肉整形(歯肉形成)が向いており、歯ぐきのボリュームが大きくて広範囲で切除が必要な場合は歯肉切除が適しています。術後のダウンタイムや後戻りリスクも異なるため、まずは歯科医院で検査やカウンセリングを受けましょう。
>ガミースマイル改善に欠かせない歯肉整形・歯肉切除・歯茎切除の基本知識
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歯並びや嚙み合わせが原因の場合は、歯列矯正で歯の位置を修正することで歯茎の露出を減らせる可能性があります。特に前歯が前方に傾いている場合や、噛み合わせが深くて上唇との距離が大きい場合などは矯正が有効です。期間は1年~2年以上かかるケースもありますが、歯並びが整うことで見た目だけでなく噛みやすさも改善されるのがメリットです。
>ガミースマイルは歯列矯正で治せる?
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歯肉整形や歯肉切除の場合、施術当日から普通に生活できることが多いですが、腫れや出血が落ち着くまでに1週間ほどかかるケースもあります。
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複数のクリニックでカウンセリングを受け、見積もりを比較すると無理のない費用プランを組み立てやすくなります。分割払いやデンタルローンの利用も選択肢のひとつです。また、歯肉整形だけで済む軽度の症状なら、矯正治療やセラミック治療などを併用しない分、費用負担が抑えられる場合もあります。
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歯茎切除の費用は数万円から10万円以上と幅があります。切除の範囲が広い場合や、併用する治療(セラミックや矯正など)の有無によって費用が変動するのが一般的です。施術後のメンテナンスやクリーニングも含め、トータルでいくらかかるかを事前に確認しておくのが大切です。
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歯茎は再生力が高い組織なので、施術後のケアを怠ると後戻りが起きやすくなります。特に歯肉切除では、広範囲を切除するため術後の定期検診や正しいブラッシングが重要です。歯茎もメンテナンスを怠ると形状が変わりやすくなります。 >歯肉整形・歯肉切除の治療の流れと後戻りを防ぐコツ
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美容目的での歯茎削り(歯肉切除や歯肉整形)は、原則として保険の対象外です。ただし、歯周病など機能回復を目的とする治療と併せて行う場合や、顎骨の大幅な手術が必要な重度症例では一部保険適用となるケースもあります。適応条件や費用は症状や状態によりますので、詳しくは担当歯科医に相談してください。
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歯肉整形は、ほとんどの場合で審美目的とみなされるため保険の対象外となります。ただし、歯周病による歯肉退縮が激しい場合など、機能的な問題が認められる症例では一部保険が適用されることもあります。施術内容や目的によって扱いが異なるため、まずは診察を受けてみるのがおすすめです。
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知覚過敏などの痛みや、広範囲の切除では後戻りのリスクも高くなるため、術後のブラッシング指導や定期検診がとても重要です。切除箇所が大きいと「想定した歯茎ラインと微妙に違う形になる」ケースもゼロではありません。安全対策やフォローアップについては「外科的処置のリスクと安全対策」を参照すると詳細を確認できます。
松尾 幸一

Supervisor Information

監修者情報 | 松尾 幸一

中野デンタルクリニックの院長。
所属学会
東京SJCD(日本臨床歯科学会東京支部)理事日本口腔インプラント学会、 日本顎咬合学会

一般歯科から矯正、インプラント治療、ガミースマイル治療、審美歯科、予防歯科、歯周病治療まで、幅広い分野で専門的な診療を提供している。
歯だけではない、全身の健康を考えて患者様に向き合うことに重きを置く。

また、科学的根拠を元に、お顔全体のバランスを見ながら、歯や歯茎の見え方を創り出している。
マウスピース矯正などの矯正治療、外科治療、修復治療を組み合わせながら最高のスマイルを生み出すことに全力を尽くし、年間500件以上の施術を対応している。

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