ボトックス注射でのガミースマイル治療について解説!
ガミースマイルとは、笑顔になったときに口元から歯茎が見えてしまう症状のことです。
ガミースマイルになる原因は人によってさまざまです。
歯並びや骨格などの問題のほか、唇の薄さや上唇挙上筋の問題、歯茎の問題などがあります。
ボトックス注射は、上唇粘膜切除術にボトックスを注入して筋肉の働きを抑制する治療法です。
ダウンタイムがほとんどなく、痛みが少ない点がメリットで、効果は施術後3〜6ヵ月程度持続します。
今回は、ガミースマイルの原因やボトックス注射での治療法のほか、ボトックス注射によるガミースマイル治療のメリット・デメリットを紹介します。
Contents
ガミースマイルとは?
ガミースマイル(gummy smile)とは、笑ったときに歯茎が目立ってしまう口元のことを指します。
「歯茎が何ミリ出ていたらガミースマイル」など、はっきりとした定義や基準はありません。
一般的に歯茎が3mm以上見える口元に対して、ガミースマイルという名称を用いることがあります。
ガミースマイルになる3つの原因
ガミースマイルになってしまう主な原因としては、次の3つがあります。
1. 歯並び(出っ歯や歯の位置)や骨格の問題
ガミースマイルの原因のひとつとして、歯が生えている位置が低い、上顎の骨が前に出ている、いわゆる「出っ歯」であるといった歯並びの問題があります。
また、面長の人や鼻の下(人中)が長い人の場合は、上顎の骨が生まれつき縦に長いといった遺伝的要素が原因であるケースもあります。
2. 唇の薄さや上唇挙上筋の問題
生まれつき上唇がとても薄いと、筋肉の動きで唇がめくれた際、本来唇で覆われるはずの歯茎が見えてしまい、ガミースマイルになってしまう場合があります。
上唇を引き上げる筋肉を「上唇挙上筋」といいますが、上唇挙上筋の過剰な働きによって上唇が必要以上に引き上げられると、歯茎が見えすぎてしまうケースもあります。
3. 歯茎の過剰発達や歯の大きさの問題
歯茎が過剰に発達し、歯に大きくかぶさることでガミースマイルに見えることもあります。
この場合、歯茎だけでなく、歯が通常よりも小さい、または短いなど、複数の問題が重なっている可能性が高いでしょう。
ガミースマイルをそのままにしているとどうなる?
ガミースマイルは、笑ったときの歯茎が目立ってしまうため、人前で笑顔を見せづらくなったり、自分に自信が持てなくなったりする人もいます。
また、見た目の問題だけはなく、ガミースマイルは口を閉じにくいため口呼吸になりやすく、歯茎や口内が乾燥しやすいという問題もあります。
口内の乾燥は口腔衛生を悪化させ、歯周病や口臭、虫歯の進行といったリクスが増えてしまいます。
笑ったときに見える歯茎が1〜2mm程度で、前述したような症状がない場合は、無理に治療する必要はありません。
しかし、1つでも該当する場合は、一度クリニックに相談してみるとよいでしょう。
ボトックス注射によるガミースマイル治療とは?
ガミースマイルの治療法は、上顎の骨を一部切り取って歯茎を引っ込める外科手術や上唇粘膜切除術、矯正治療のほか、ボトックス注射による治療法があります。
ボトックスとはボツリヌストキシンから生成された医薬品で、筋肉の作用を弱める働きがあります。
上唇挙上筋にボトックス注射を打つことで、上唇が過剰に上がり過ぎてしまうことを抑制し、歯茎を目立たなくします。
ボトックス注射の効果は3〜6ヵ月程度のため、持続させるには定期的な注射が必要です。
施術方法は、左右の上唇挙上筋に1点ずつ、または2点ずつボトックス注射を打つのが一般的です。
施術は大体15分程度で終了します。
ボトックス注射の効果は数日かけて徐々に現われますが、場合によっては2週間ほど経過してから安定することもあります。
ダウンタイムがほぼない
ボトックス注射の特徴は、メスを入れないため、ダウンタイムがほぼないという点です。
施術直後は注射跡の赤みが出ることもありますが、数時間後には消えていきます。
施術当日の飲酒や激しい運動、サウナなどは禁止ですが、入浴や洗顔は可能です。
まれに出る副作用として、施術後の赤みや腫れや痛み、内出血などがありますが、ほとんどの場合は1週間程度で症状が落ち着きます。
妊娠中・授乳中はボトックス注射を受けられない
ボトックス注射によるガミースマイルの治療は、妊娠中や授乳中の期間は施術を受けられません。
また、ボトックス注射の施術を受けた場合、最後の注射した日から月経を2回迎えるまでは避妊が必要です。
男性は最低でも3ヵ月は避妊しなければなりません。
妊活中の場合は、夫婦でよく話し合ってから施術を受けることをおすすめします。
このほか、アレルギー体質の方や末梢神経の疾患・感染症がある方は、ボトックス注射を受けられない可能性があります。
少しでも気になることがある場合は、施術を受ける予定のクリニックに事前に相談してみましょう。
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ガミースマイルをボトックス注射で治療するメリットとデメリットについて、それぞれ詳しく紹介します。
ボトックス注射でガミースマイル治療をするメリット
ボトックス注射によるガミースマイル治療のメリットは、ダウンタイムがほぼなく、当日から入浴や洗顔、メイクができる点です。
特に女性の場合、施術当日からメイクができるのは大きなメリットでしょう。
施術当日の注射痕が気になる場合でも、ファンデーションで十分隠すことができます。
また、ボトックス注射は極細針を使用して注入するため、人によっては痛みをあまり感じることなく施術が終了します。
痛みに不安がある場合は、外用麻酔を使用することも可能です。
ボトックス注射でガミースマイル治療をするデメリット
ボトックス注射によるガミースマイルの治療法は、上唇挙上筋の過剰発達が原因である場合に有効な施術です。
上顎や歯茎、歯の大きさが原因のガミースマイルには、あまり効果を感じない場合が多いでしょう。
また、ボトックス注射の効果は3〜6ヵ月程度でなくなってくるため、根本的な治療にはなりません。
確実にガミースマイルを治すには、上顎骨切り手術や上唇粘膜切除術などのメスを使った施術や、時間をかけた矯正治療が必要です。
上唇挙上筋が原因のガミースマイルはボトックス注射が効果的
ガミースマイルの原因には骨格や歯の位置、大きさなどのほか、上唇挙上筋の働きが強すぎて、唇が過剰にめくれ上がってしまうケースがあります。
上唇挙上筋が原因のガミースマイルには、筋肉の働きを抑制するボトックス注射での治療法が効果的です。
ダウンタイムがほとんどなく、当日から入浴やメイクができます。
ボトックス注射によるガミースマイル治療は3〜6ヵ月で効果がなくなってきます。
持続させるには定期的に注射を施術する必要があるので、治療前にはそういった点もよく検討しましょう。
まずは相談を
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